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全国ツアー終了! 
 
 千秋楽のいわきでは、幅広い年齢層のお客様がたくさん劇場に駆けつけてくださった。
急遽2階席も解放。
そういえば「アトミック・サバイバー」の初演の時も、回を重ねるごとにお客様が増えていって、千秋楽は超満員だったことを思い出した。
開場してから4人の俳優達は、劇場内至る所を放牧された羊のようにふらふらと歩き回っているのだが、どんどん集まってくるお客さんのパワーに押され、まるで牧羊犬に誘導される羊のように次第に舞台に集結。
”よ〜しみるぞ〜”とこの日を楽しみにしていたという感じで、客席は活気づいていた。
始終笑いが起こった。
観客のエネルギーと集中力が、俳優の身体を巡って循環していく。
俳優や、スタッフ、観客、劇場空間によって作品の息づかいも変わってくる。
結果、全国各地どれひとつ同じものはなく、どれも独自のもののようで、場所が変わる度に新しい作品が出来上がっていくような感じがした。
やっぱり舞台って”なまもの”なんだなと思った。
千秋楽にあわせて体力の配分をしてきていたので、打ち上げではすっかり抜け殻のような状態に。
おそらくメンバーの誰もが同じ状態だったに違いない。
それでも明け方まで、この再演・全国ツアーが無事終了したことを祝い、再再演へと夢をふくらませた。
翌朝帰京する電車の中で、倒したシートにぐったりと死んだように眠りに就いてしまった。
上野に近づき、そろそろ降りる準備をと目を覚ましたら、私のスーツケースの上に”ウコンの力”が・・・。
この旅の間、スタッフからなぜか欠かさずプレゼントされていた品だった。
でもいったい誰が?周りに知り合いは誰もいない。
唯一同じ電車で帰っていたNさんに聞いても、自分じゃないという。
誰が?なんで私に?そんなに具合悪そうだったのか?
それにしてもよりによって愛飲していた”ウコンの力”だっただけに、あやうく寝ぼけざまに飲んでしまうところだった。(一応御厚意には感謝。)
アリオスの皆様、いわき市の皆様、そしてこの作品の再演・全国ツアー実現にむけて奔走してくださった方々、この作品を受け入れてくださった高知県立美術館、川崎アートセンター、深川市文化交流ホール、いわき芸術文化交流館の関係者の方々、観客の皆様ほんとうにありがとうございました。
また会う日まで。。。
..2008年10月12日(日)  No.313



全国ツアーinいわき No.1 
 
 暖かい、というか、暑い。
深川(北海道)の気温とものすごい差がある。
日本がいかに縦に長い国かということを身をもって感じさせられた。
東京からいわきまでJRのスーパーひたちで2時間半。
一昨年、福島原発に見学に来たときと駅周辺の様子が違う。
ずいぶん駅周辺の開発が行われていて、大きなビルが建っていたりして、とても同じいわきだとは思えなかった。
そしてあの時は、東京駅から深夜バスに長時間揺られて、メンバー一同ぐったりして到着したいわきだったが、今回は電車での移動。スーパーひたちで2時間半♪
すごい進歩だ。
..2008年10月7日(火)  No.312



全国ツアーin深川 
 
 空がなんと広いこと!
空気がおいしい!お米がおいしい!
劇場の近くには石狩川が。私は熊が鮭を捕っている姿が見たかったんだけど、もっともっと上流だし、今は狩りをする時期ではないらしかった・・・。
深川は、北海道の旭川の西側。
昼は17℃くらいだけど、夜は5℃くらいになる。寒い!!
私はダウンジャケットを圧縮袋に入れて持って行ってたのだが、これが大活躍。
毎日、石狩川の土手を散歩しつつ町を探索し、「ア・エール」という深川市の温水プールで泳いで、なんと全長20数メートルもあるスライダーを飽きるまで滑って(施設の職員の方々曰く、このプールができて以来、子供以外の女性で滑ったのが私が初めてだとか・・・?!)、そのあと職員の方に教えていただいた「今保羅(コンポラ)」という、これまたおいしいおいしいパスタ屋さんでランチを食べて、劇場入りするという毎日を送った。
このパスタ屋さんの店内で小さな展覧会があって、レンガの壁一面に「工房ちくし」(ちっぷべつ)の方々の羊毛を手紡ぎして編んだマフラーなどの作品が陳列されていた。
そこでマフラーを購入し、これで防寒対策は万全。
なにせ深川の人たちは、札幌のことを”南国”と呼ぶのだから、やはりここ深川は”北国”なのだ。
日本の南方に生まれ育った私にとって、これはカルチャーショックだった。

本番は2ステージある。
人口2万4000人。しかも深川は、農業が盛んな地。
この時期お米の収穫まっただ中で、地元の人たちも「お米の刈り入れ時期で朝から晩まで忙しくて、演劇観に行ってる暇がないよ。」と言う。
それに輪をかけて、あちこちで”町内会の焼肉大会”やらイベントが盛りだくさん。
どれくらいの人が観に来てくれるだろう・・・と、どきどき。
700席近くある客席に、お客様は各回40人前後とほんとうに少なかった。
一人一人に話しかけながら、表情を伺いながら、まるでコンパニオンのお姉さんがツアー客を引き連れて、施設内を案内しているようなこれまでにない感覚を味わった。
広い空間が40人の息遣いで満たされ、不思議なほど劇場の広さを感じさせなかった。
終演後、一瞬の静けさの後、めいっぱいの大きな拍手が起こった。
「み・らい」の劇場関係者の方々、ご来場くださった深川のみなさん、また遠路はるばる大陸を越え?ご来場くださった方々、どうもありがとうございました。
そして、プールで会って劇場に駆けつけてくださった方々、ありがとうございました。
ちなみに「ア・エール」というプールの名前は市民公募で決まったらしく「プールで出会った人と友達になり、また会える場所にしたい」との願いが込められているそうです。
私の深川での出会の数々は、「ア・エール」から始まったのでした。
..2008年10月5日(日)  No.311



全国ツアーin川崎 
 
 二日間の公演が無事終わった。
観に来てくださった多くの方々どうもありがとうございました。
初演時よりも、観客の方々のエネルギー問題に対する意識が高まってきているように感じた。
この1年半で、世界の情勢や、環境の急激な変化が、生活に影響を及ぼし、身近な問題として切実に感じるようになったのかも知れない。
二日目はとても現場が盛り上がった。
これでもかというほど、ハプニングが続出。
実際にあってはならない事故も多発。
そういえば、初演の時も毎回何かハプニングがあって、すんなりまともに最後までいった試しがなかったことを思い出した。
小道具はすべて段ボールなので、扱い方一つでその寿命を左右する。
今回再演にあたって、さらに高性能に強化して作り直されていたり、私たちの小道具への接し方もずいぶん慣れて、あまり事故が起きなくなっていた。
でもやはり段ボール、地方巡業で何度もばらされ、梱包してはトラックに積み込まれ、南へ北へと長距離を移動して、かなりの負担がかかっているはず。。。
最終日に廃炉間近い原発になっているかもしれない。
それはそれでまたリアルだけど・・・。

この作品は、原子力エネルギーがテーマとあって、”原子力、原発”といっただけで、観るのがおっくうになりがちなのですが、とにかく一度観てください!観ていただければ、この新しい演劇作品の面白さを十分に感じていただけると思います。
次は北海道の深川市での公演です。
深川市のみなさま、深川近郊にお住まいの方々、この時期北海道を旅していらっしゃる方々、ぜひ劇場にいらしてください。
ご来場心よりお待ちしております。

10月4日(土) 19:00開演/5日(日) 15:00開演
深川市文化交流ホール み・らい  ホール
http://www2.plala.or.jp/f_mirai/miraiindex.html
..2008年9月29日(月)  No.310



ツアー初日 
 
 台風一過の晴天。さすが南国土佐。真夏のようだ。
生の柚子ジュースを店頭でいただいて劇場入り。
地方のお客さんの反応ってどんなだろう?と、ドキドキ、ワクワク。
終演後、鳴りやまない拍手。
ロビーでのアフタートークの後、一人の少女が駆け寄ってきた。
目をきらきらと輝かせて、堰を切ったように言葉があふれてきた。
この作品を観た感動が、静かに震える彼女の身体に現れていた。
高知に住むもっとたくさんの人に観てもらいたかった、という声もあった。
うれしかった。
望まれる限り、この作品をやり続けられたらいいな、と思った。
..2008年9月20日(土)  No.309


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